「やらなきゃいけないこと」が頭の中をぐるぐる回って、気づけば1日が終わってしまう……。
子どもの予定や家事、仕事に追われて、自分の余裕がどんどんなくなっていく。
そんな日々を過ごす中で、私自身が気づいた「タスクに追われない工夫」を、今日はお話ししたいと思います。
「間に合わない!」と感じる毎日
「間に合わない……!」
小学校と幼稚園へ子どもを送り出すと、あっという間にお迎えの時間が迫ります。
洗濯、朝の食器の片付け、夕食の準備、仕事……。
細かい「やらなきゃいけないこと」まで挙げたらきりがありません。
「今日はお昼の時間、とりたいな」
分単位でスケジュールを組んでいる私は、自分の食事を忘れがちです。
ふと目についたカレンダーの予定。
1ヶ月後の子どもの行事に、なぜか胸がざわざわしてため息が止まりません。
「早く終われ」
タスクをこなすことに必死で、毎日を楽しめない。
子どもの行事ですら心穏やかに迎えられない自分に、悲しさが込み上げました。
「どうしてこんなに余裕がないんだろう」
やることリストも作って、予定通りに進めているはずなのに……。
それなのに達成感が感じられない。
タスクに追われる苦しさ
終わらせても終わらせても、湧いて出る水のようにタスクは増えていきます。
やったことよりまだやっていないことばかりが目についてしまう。
常に追いかけられていて、いつか飲み込まれて溺れてしまうのではないか。
そんな恐怖すら感じます。
過去の自分との比較
実家暮らしだった頃、私の机の上は、まるで頭の中そのものでした。
山積みの問題集、乱雑に置かれた教科書とペン、捨てられない消しゴムのかす。
「あの頃は机を整理すれば、頭の中も整理できたのに」
そう思い返します。
今は結婚して子どもが生まれ、自分の場所といえばキッチンくらい。
でも、キッチンを片づけたところで頭の中までは整理できません。
ため息を通り越して、あくびが出てしまいます。
体と心の異変に気づく
最近はやることリストを作ろうとすると、眠くなったり体がだるくなったり……。
まるでバッテリーが熱を持ってオーバーヒートしているような感覚です。
「私、怠けてる?嫌すぎて現実逃避してる……?」
そんなふうに思って、ますます自分が嫌になることも。
でも、立ち止まってはいられません。
私はもう、一人ではないからです。
とはいえ、あまりの眠気や怠さに「何かおかしい」と思いました。
やる気はあるし、睡眠もとっている。
––もしかしたら、やる気の問題じゃないのかもしれない。
私が試した小さな工夫
そこで私は、こうしてみることにしました。
- 伸びをしたり深呼吸をする
- 温かい飲み物をゆっくり飲む
- 甘いものを少し食べる
- 時間を決めて好きなことをする
- 10分程度のお昼寝をする
これは「怠け」や「現実逃避」ではなく、脳と身体を整えるためのちょっとしたメンテナンス。
私の場合、「いっそやらない!」と決めてしまうことで、その後の作業効率がぐっと上がりました。
眠たい、だるい、オーバーヒートしている……。
そう感じた時は、体が悲鳴をあげているサイン。
それを聞き逃さず受け止めることが、長く走り続ける秘訣なのかもしれません。
やることリストの見直し方
さらに「やることリスト」も工夫しました。
- 1日単位で考える
- やることを細かく立てる
- あえて少なめにする
- 余裕をもたせる
幼稚園のお弁当は、「好きなものを完食できる量で」とお願いされています。
時間内に食べきることで「できた!」という自信につながるからです。
「やることリスト」も同じだなと思いました。
やることリストを具体的に分けてみる
私はソーイングが大好きで、入園・入学のタイミングでよく制作をします。
1日で作品を完成させるのは無理なので、
- 1日目→サイズ決め、材料準備
- 2日目→生地の裁断
- 3日目〜→ミシン作業(長い工程は数日に分ける)
といった具合に細かく分けています。
その日の工程を終えたら終了。
できなくても「次に回せばいい」と思えるようになりました。
うまくいかない日もあるけれど
積極的に休憩をとったり、1日の予定を絞ったり工夫しても、うまくいかない日もたくさんあります。
そのたびに落ち込んで焦ることも多いです。
それでも、「少しずつ前に進んでいることは確かだ」と言い聞かせています。
一緒にひと息ついてみませんか?
あなたの好きなドリンクとおやつはなんですか?
もし今、同じように「追われている」と感じているなら、まずは深呼吸をしてみてください。
テーブルを片付けて、一緒にお茶の時間にしませんか?
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