「行くたくない」の涙に立ち尽くす母〜心が揺れる子育ての瞬間〜」

心との向き合い

子どもが「行きたくない」と泣き出す朝。

親として胸が締め付けられる瞬間です。

励ましたい気持ちと、無理をさせたくない気持ち。

その間で揺れ動きながら、どう声をかければいいのか——。

私自身も娘とのやり取りを通して、何度も立ち止まり、考え続けています。

ここでは、そんな私の体験と葛藤を正直にかきました。

もし同じように悩んでいる方がいたら、一緒に考えてもらえたら嬉しいです。

娘の「行きたくない」に揺れる朝

「行きたくない……」

夏休みが終わり、登校初日から数日。

娘が玄関前で立ち尽くし、泣いていました。

幼稚園の頃から、休み明けは精神的に不安定になってしまう娘。

その姿を見るたびに、私は自分が試されているような気持ちになります。

なんと声をかければいいのか。

どんな表情やしぐさで向き合えばいいのか。

今もこれからも、ずっと手探りのままなのかと、自信をなくしてしまいます。

逃げてもいい?でも逃げ癖は心配

「今日はお休みする?」

そう言ってあげたいのに、ためらってしまう。

「逃げてもいいよ」と言いたい気持ちと、「逃げ癖がついたら困る」という不安。

その間で——心が揺れています。

逃げることの大切さを知っているのに、背中を押せない。

これが子育ての難しさなんだと痛感します。

自分の小学校時代を重ねて

泣く娘を見ていると、私は自分の小学校時代にタイムスリップしたような感覚になります。

あの頃の私は、朝来るのが本当に辛かった。

気が休まるのは、学校から帰ってきて寝るまでの時間だけ。

布団に入ると「明日もまた頑張らなくちゃ……」と心が鉛のように重くなりました。

朝、テレビの時刻表示を気にしながらだらだらとご飯を食べ、

重い足取りで支度をする。

「行きたくない」

その一言が言えたらどれだけ楽だっただろう。

でも当時は、風邪でもないのに学校を休むなんてありえない時代。

「怠けるな」「甘えるな」

そんな言葉で気持ちにフタをされ、怒られたくなかった私は、

一度も「行きたくない」と言えませんでした。

変わった学校と先生の姿

そして、娘が小学校に通い始めて驚いたのは、

学校や先生が子どもの気持ちに寄り添ってくれるということでした。

「行きたくない」

その言葉を真剣に受け止め、逃げ道を用意してくれている。

「無理かもって思ったら先生にすぐ教えてね」

「しんどくなったら保健室で休めるよ」

そんなふうに声をかけてくれる先生に、私の心も少し軽くなりました。

親としての線引きに迷いながら

それでも、親としてどこで線引をすればいいのか。

時間に追われる朝の判断に、今も自信は持てません。

今の私に言えるのはただひとつ。

「もっと気持ちを受け止めて欲しかった」という自分の子ども時代の願い。

だからこそ、娘の言葉をどう受け止め、どう返すかに悩み続けています。

今、私にできること

今私がしていることは、

とりあえず学校に行ってみること。

そのあとまた話をして、どうしたいかを聞くこと。

先生のところまで一緒に行って話すこと。

帰ってきたら一緒にのんびり過ごすこと。

それが正解かどうかは、まだ分かりません。

だからこそ、日々の声かけ、表情、しぐさ。

一つひとつを試行錯誤しながら考えていきたいと思っています。

娘の笑顔が見たい。

そのために、私にできることを精一杯やろう。そう思っています。

同じように悩むあなたへ

あなたも、同じように悩んでいませんか?

もし悩んでいるのなら、一人で抱え込まないで。

悩むのは、それだけ子どもを大切に思っているから。

だから——私と一緒に考えてみませんか?

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