“ほめる”って案外シンプル〜感じた“素敵”を、ことばにのせる〜

人との関係の工夫

「ほめる」って、なんだか難しい。

わざとらしく思われないかな。

言いすぎかな。

タイミング合ってるかな……。

そう思って、つい言いそびれてしまうこと、ありませんか?

でもある日、何気なく口にした「素敵」が、思いがけず誰かの心をぽっとあたためてくれた。

そんな小さな出来事が、私に「ほめる」って、もっとシンプルで自然なことなのかもしれない、

と思わせてくれました。

これは、そんな私が「ほめる」ことのあたたかさに気づいたお話。

日常の中で感じた“素敵”を素直なことばで届けてみようと思えた、そんな小さな気づきの記録です。

子どもの笑顔に教えられた「言葉の力」

子どもが私をじっと見ながらニカっと笑っている。

私は、自分の子どもがどれだけ幼稚園で頑張り、どれだけ成長したのか、少し興奮気味に話をする。

公園で知り合ったおばあちゃん達は、

私の子どものことを自分の孫のように可愛がり、自分のことのように喜んでくれている。

子どもはその様子を見て、ますます笑顔になる。

子どもの身体の内側から力があふれて、光り輝いているあの笑顔を、

きっとおばあちゃんになっても忘れないと思う。

思いがけないひとことが、私の心をふわっと軽くした

ある日ママ友に、

「ほめるの上手だよね」と言ってもらえました。

私はそのママ友の子どもを見ていて、ふと思ったことを言っただけ。

そんなふうに言ってもらえると思っていなかったから、ちょっぴり嬉しかった。

新しい自分を発見したような、人から認めてもらえたような、そんな誇らしい気持ち。

その日は、1日をとても温かい気持ちで過ごすことができました。

小さな頃からずっと、私は誰かの“素敵”を見つけてた

振り返ってみると、小学生の頃にも同じようなことを言われたことがあります。

自分ではまったく気がついていなかったけれど、

人よりも多くの“他人の良さ”に目を向けることができていたのかもしれません

その“素敵”を、そっと言葉にしてみる

私は、「すごいな」「素敵だな」と思ったことは、その場で素直に口にするようにしています。

いいところを見つけたら、言わずにはいられない。

黙っているのはもったいないように感じます。

もしかしたら、私が伝えたことで、その人の1日をちょっと明るくできるかもしれない。

そう思うと、やっぱり、言わずにはいられないのです。

ほめられるって、心に灯が灯ること

人からほめてもらえた時には、「ありがとう」と全力で受け止めるようにしています。

せっかく勇気を持って伝えてくれた言葉を、

「いやいや……私なんて……」

「そんなことないよ」

そんな悲しい言葉で消さないように。

大人になってほめられることがすっかり減った私の心に、

その言葉をしっかり届けてあげたいと思っています。

子どもにも、まっすぐに届けたいあなたの“素敵”

子どもがほめられた時も、全力で「ありがとう」と受け取ります。

その時の子どもは、

びっくりするくらい自信に満ちた笑顔をしていたり、

少し背伸びしている誇らしげな顔をしていたり。

全身から嬉しい気持ちがあふれていて、

その姿を見るたびに「ほめること」って子ども達の頑張る力になるんだなって、強く感じるのです。

「ほめる」って、案外シンプルでやさしいこと

私にとって「ほめる」ことは「すごいな」「素敵だな」と思った気持ちを素直に伝えること。

無理に探す必要はありません。

日常の中でふと感じた、「すごいな」「素敵だな」という気持ちをそのまま言葉にする。

それだけで、相手の1日をふわっと明るくして、

自分の心にもぽっとあたたかい灯がともるような気がします。

「ほめる」「ほめられる」って、きっと日々のコミュニケーションの一部。

特別なことじゃないからこそ、今日、ひとつだけ。

誰かの“素敵”を、ことばにしてみませんか?

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